美容室でパーマをかけてスタイリングしたあとは仕上がりが良かったのに、次の日になると思い通りにスタイリングが決まらないという人も多いのではないでしょうか?
また、スタイリング剤の種類もイマイチ違いが分からずにどれを買おうか迷ってしまうこともありますよね。
そこで今回は、パーマの種類別にあわせ、使うべきスタイリング剤の種類やスタイリングのコツをご紹介したいと思います。
まずはパーマの種類を知ろう
スタイリングを上手に仕上げる時に大切なのは、まずは自分のパーマの種類を知ることです。
主にコールド系とホット系と呼ばれ、その中でも種類が枝分かれしているのですが、一般的には「コールドパーマ」「デジタルパーマ」が主に行われる施術です。
「なりたいイメージだけ伝えて後は美容師さんにお任せ」という人でも、パーマの種類や特徴を知っておくことは今後のスタイリングのしやすさやヘアスタイルの参考になるためオススメです。
このパーマの種類によって仕上がりやスタイリングの仕方に違いが出るので、自分の施術したパーマの種類が分からない場合は美容師さんに尋ねてみましょう。
コールド系の「コールドパーマ」
コールドパーマは、熱を加えずに専用の薬剤だけでカールをつける、いわゆる一般的なパーマです。
熱を加えるパーマに比べて髪へのダメージが少なく、カールも比較的弱めなため、よりナチュラルでやわらかい質感のヘアスタイルに仕上がります。
また、熱を加えないコールドパーマの種類にも、ナノスチームで保湿しながらパーマをかける「水パーマ」、くっきりとした動きのあるウェーブがつくれる「クリープパーマ」、化粧品登録がされている刺激の弱いパーマ液でかける「コスメパーマ」などがあります。
ホット系の「デジタルパーマ」やエアウェーブ
デジタルパーマは、施術中に熱を加えているため髪の毛が傷みやすい傾向がありますが、「形状記憶パーマ」と言われるだけあってパーマの種類でも1番持ちが良いと言われています。
また、最近人気なのが「エアウェーブ」というパーマの種類で、空気の力を利用してカールをつけるという施術です。
種類でいうとホット系になりますが、デジタルパーマとの違いは過度な加熱をしないこと。
柔らかい印象の緩やかなパーマを得意としているため、カールをしっかりつける場合には少し時間がかかってしまうのがデメリットですが、トレンドっぽいゆるふわなパーマをしたい人にはデジタルパーマよりもダメージが少ないのでおすすめです。
おすすめのスタイリング方法とスタイリング剤は?
コールドパーマ
コールドパーマの場合は、髪の毛が濡れている状態の時が1番キレイにカールやウェーブ、リッジが出ます。
そのため、基本的なスタイリング方法は
■1.朝や出かける前に髪を濡らす
まずは水やパーマ用のミスとでスプレーし、髪全体を濡らします。
コールドパーマは濡らすことによってカールが強くなるため、逆に前髪や根本などパーマを出したくない部分は濡らさなくても大丈夫です。
■2.スタイリング剤でカールや形をつくる
コールドパーマにオススメのスタイリング剤はパーマ用のムースやジェルなどの水分を多く含むスタイリング剤です。
適量を手に取ってパーマ部分をくしゅくしゅっと揉み込むようにスタイリング剤を馴染ませます。
■3.自然乾燥か、髪を丸めながらドライヤーで乾かす
スタイリング剤でウェーブをつくったら、そのまま自然乾燥かドライヤーの弱風を当てながら乾燥させます。
乾燥後はカールをキープするためにスプレーなどでカールやウェーブを固定すれば完成です。
また、仕上がりをウェットヘアにしたい場合は、専用のウェット感の出るスタイリング剤を髪の毛先を中心になじませ、ドライヤーをせずにそのまま仕上げます。
デジタルパーマ
デジタルパーマ髪が乾くタイミングでカールがつくられるため、乾かす過程で形成をしていくのがポイントです。
■1.朝や出かける前に髪を湿らせる
スタイリング前に一度水やパーマ用のミスとで髪を湿らせます。
朝にシャワーを浴びる人であれば根本だけを乾かして、必要なところだけスプレーしましょう。
■2.乾かしながら指先でクルクルとカールをつくる
パーマの部分にヘアオイルなどを馴染ませ、ドライヤーの弱風を使って手のひらに毛先を乗せながら乾かします。今度はパーマの部分が半渇きの状態で指先にクルクルと巻き付けながら乾かし、髪全体を持ち上げるようにして乾かすとふわっとしたカール感やボリュームをつくることができます。
■3.スタイリング剤を馴染ませてカールやウェーブをキープする
スタイリング剤を手のひらに伸ばしたら、パーマの部分を中心に内側から揉み込むように馴染ませながらほぐせばスタイリングの完成です。
また、デジタルパーマの場合はワックスやジェルタイプなど、なるべく水分量が少ないスタイリング剤が向いています。
まとめ
パーマの種類によってスタイリング剤やケア方法を変えるだけでカールが長持ちし、ヘアアレンジの幅も広がります。
自分が施術してもらったパーマの種類やスタイリングのコツをスタイリストさんに聞いておくことで、より一層自分好みのスタイルが楽しめますよ!